主に、SQLって何?という方向けにSQLの学習方法について述べてみたいと思います。
SQLの学習方法
SQLの学習で一番やっかいな点は,データベースを構築する必要があることです.
SQLはデータベースに対して命令する言語なので,データベースがないと意味がありません.
しかし,データベースを構築するためにはSQLの知識が必要になります.
このように,非常になやましい卵と鶏問題が発生してしまいます.
データベース構築を簡単にいうと
「csvファイルをDBMSで扱えるデータに変換し,DBMSに登録する」作業です.
DBMS(Database Management System)は,Oracle(Oracle社), PostgreSQL(フリー), SQL Server(マイクロソフト社)など,各社からいろいろ販売されています.
ですので,初心者の方は「誰かが構築したデータベースを使う」ことが近道だと思います.
しかしネット環境では都合よく構築されている例があまりないため,実際にSQLを試せる環境が少ないです.
SQLに関する書籍
SQLの参考書は,なぜか初心者に適したものが少ないです.
1995年から規格化されているにもかかわらず,いまだにマニアックな書籍であふれています.
そのような中,勧めるとすれば下記の本です.
この本が優れている点は,Oracle, PostgreSQL, MySQL, SQL Serverなどの各DBMSに合わせてコードが記載されていることです.
SQLはDBMS(Database Management System)によって方言が存在するため,これに対応している点は結構重要です.
辞書としてひとつ持っておいても損はないと思います.
SQLの学習サイト
SQLの学習サイトを利用すれば、データベースを構築する手間を省くことができます。
■SQLの学習サイト
下記のサイトはSQLに関してよくまとまっています.☆SQL逆引き構文
基本的なやり方は,はじめに①選択(基本)を学習してください.
次に,②選択(結合),③選択(副問い合わせ)と進んでください.
効率的な学習方法は,選択(基本)を終えた後は,
次に,②選択(結合)の中の,「等価結合|内部結合結合」⇒③選択(副問い合わせ)の「副問い合わせ」,「IN句を用いた副問い合わせ」 とすすんでください.
その他のコマンドは,実際にはあまり使用しないと思います.
以上で,すでに構築されたデータベースを用いるかたは十分だと思います.
これ以降のコマンドは,データベースの管理者には必要ですが,利用者にはめったに必要になることはありません.
■実際にSQLを試すことができるサイト
下記のサイトでは,実際にSQLを試すことができます.☆SQLZOO
日本には実際にSQLを試すことができるサイトが存在しないため,英語のサイトになります.
ひととおりの感触はつかめるため,それ以降は実際のデータベースで学習を進めるのが良いかと思います.
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