研究で医療画像データを所望する場合、大半のケースでは、患者の画像に関連する病名や処置と緊密に関連していると考えます。
(手当たり次第に画像データが欲しいというケースも存在するかもしれませんが、かなり稀だと思います。)
ただし、すべての医療機関が医療画像データの提供に適した環境を持っているとはいえません。
この場合、研究者が所望する画像データをピンポイントで提供するためには、診断日、画像検査日等の画像データ以外の情報も利用して分析する(画像を特定する)必要があります。
ようやく画像を特定できたとしても、診断や画像検査と関連のある画像であるか否か等の判断は専門知識が必要になり、医師以外では判別が難しく、かつ1枚ごとに目視で確認する必要があります。
患者によっては何度も画像検査を行っているケースもあり一筋縄ではいきません。
上記のような画像データ提供処理を自動で実施できるソフトウェアがあれば良いのですが現状は見当たらず、ベンダーに発注も技術的に難しいと考えます。
以上のような背景を考慮すると、現状はオーダー名称や検査日等の情報を基にして、一括で画像データを取得できるというレベルが現実的だと考えます。
特定の患者に関して一括で画像データを取得するソフトウェアは、特に技術的に困難な
要素はないためベンダー開発も可能だと思いますし、既に備えている医療機関もあるかもしれません。
ただし、この場合は各医療機関から提供された画像データの判別は研究者側が行うことになります。
研究に不要な画像も混じっている可能性が高く、かなり煩雑な作業になりますが、元来画像データの判別には専門知識が必要になることから、提供を受けた側が実施するのは理にかなっているのではないでしょうか。
最後に、各医療機関がどのようなソフトウェア(システム)を備えるべきかについてまとめます。
電子カルテやDWH等から画像を抽出する際に、画像データが1枚ずつしか得られない場合は、人手で行う負荷が極めて高くなります。
少なくとも、患者番号や画像検査オーダー名や検査日等の情報に基づき複数画像を取得し、分類して保存できるシステムが必要だと感じます。
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